仙台市中心部にNPO団体が作った、被災地に物資を届ける拠点。
ここは震災前、みんなの党から宮城県議会と仙台市議会に立候補する人の選挙事務所だったという。
震災後、NPOが物資の収集・輸送拠点を探していることを知り、事務所を閉鎖してスペースを提供したという。
ここでは、避難所への物資提供ではなく、
住宅の2階部分で生活している被災者などの小さなニーズに応える活動をしている。
口コミや、被災地でチラシを配ったり、メールやFAX、電話などで必要な物資の依頼を受けている。
そして全国に物資募集をかけて、集まり次第届ける仕組みだ。
物資の運搬は重いものもあるから人手がいる。しかし連休が終わってボランティアが減っているという。
また、震災から2カ月がたったこともあって、物資募集をかけても集まりが悪くなってきているという。
それでも、「どこの地域で、こういう事情で、こういうものが、どれだけ必要だ」と具体的に募集を出せば
物資を提供してくれる人がいると話していた。
話をしてくれた女性ボランティアは偶然、長野県出身だった。
この活動がいつまで続くか分からないが、「最低でもあと半年ぐらいは必要なんじゃないか」と話していた。
こうした活動が継続できるように、多くの人が関心をもって、長い目で物資を提供したりボランティアに参加することが必要だ。