行動なくして
実現なし
007.被災地をみて

地道な支援~被災地をみて6~

5月7日、大槌町に着いた私と友人は、雨だったのでテントを張ることをあきらめて車中泊をした。寺野弓道場という避難所がある運動公園の駐車場に車をとめた。

そこには、自衛隊が住民のために設置した入浴施設があった。聞いてみると第7師団で北海道から支援にきているという。避難所の人たちや近隣の住宅で風呂が使えない人たちがたくさん集まっていた。

そして、風呂に来る人たちの足元が暗くならないようにと、国土交通省と書かれた車が照明をつけていた。風呂が終わるのが午後9時。自衛隊の人たちが片づけを終える9時半まで灯りがともっていた。ボランティアに行った私たちは懐中電灯をもってはいたが、この灯りが何よりもありがたかった。

震災から2カ月たっても不便な生活が続く被災地で、地道で温かな支援が続いているのを実感した。