きのうの本会議。
補正予算案の採決前に各党の、賛成・反対討論があったが、一番良かったのは、みんなの党、兵庫1区の井坂信彦さんだった。 「初めてにしてはとてもよかったんじゃない?」という声が議場の後ろ、他の党から上がっていたが、新人とか関係なく、登壇した6人の中で一番良かった。
自民党と公明党が圧倒多数の中、反対討論にはヤジが多いが、井坂さんの演説はみんな静かにきいていた。いや、聞き入っていた。ヤジはほとんどなかった。 井坂さんの演説は、反対討論なのに極めて穏やかで、映像で観るとおとなしすぎる感じがするが、派手な身振り手振り、大声のパフォーマンスとは一線を画している。
各党とも、きのうの討論は党を代表した演説なので、党の主張にそった内容になるが、他の党はおそらく、ライターと読み手が別で、聞き飽きたフレーズが多かった。しかし井坂さんは、党の主張を、自分の言葉で大胆に書き換えていた点で抜きん出ていた。
私は、本会議前の予算委員会で、各党の討論と採決をみた。また、予算委では党を代表して発言もした。私も自分の言葉を入れた。でも井坂さんの演説のほうがはるかに大胆だった。だからなおさらすごみを感じた。もっともっと頑張らないといけない。
ちなみに井坂さんは約1年前の党大会で、「政治をあきらめないでください」の名演説を行い、その後、みんなの党の多くの人がこのフレーズを全国各地の街頭で使ったが、発信源は井坂さんだったと私はいまも思っている。本会議の採決結果は事前に見えているので、演説で採決がひっくり返ることはないが、政治をあきらめずに最善を尽くそうとしている人が、井坂さんそのものなのだ。
(写真は井坂信彦さん 衆議院TVより引用)
井坂さんの演説はこちら、衆議院TVからごらんください。 http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=42411&media_type=wb
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