NHKにいた時に、アナウンサーが読むニュースや、番組ナレーションの原稿を作るのが、私(記者)の
予算を議会でチェックするのも似たところがあるなと、国会にいて思う。NHKの目的は、視聴者に有益な情報を提供すること。そのために多く
NHKにいた時も今も、本当に、目的に近づいているのだろうかと考
NHKにいた時はどうだったかというと、ニュースは厳しいぐらいのチェックでどんどん直されていく。良く言えば改善だし、悪く言えば「NHKらしく」なっていく。ニュースの場合、情報は現場にあり、取材するのは記者だ。記者が主観的になりすぎて、客観的な視点でニュースが改善されることもある。しかし、ときには客観化、一般化されすぎてしまって、現場の声やニュースの大事なところが消えてしまうこともある。現場に出た記者の声と、それをチェックする多くの目が上手く機能すると、良いニュースや番組ができることはいうまでもない。
さて、予算はどうなのか、予算編成の過程で、当然政府は、官庁は全国津々浦々の声を集めているだろう。行政の継続性という点から譲れないことも多いだろう。しかし、国会で予算審議にのぞむ議員もまた、多くの人の声をきいてきている。国会で議論になったことがどうやったら反映されるのだろうか。議員が、質問を言うだけ言ったら満足してしまい、政府側も、質問さえしのげばいいと思っていないか。そんなことを考えながら、詰めを迎えている補正予算審議に参加している。
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