子ども手当の将来的な廃止がきまったようだ。自民公明時代の児童手当に戻るという。しかし、当時の児童手当と子ども手当の間をとって妥協したような決着だと報道されている。
子ども手当をめぐる与野党の協議を見ていると、自民党は民主党の看板を引きずりおろすことだけを考えていて、中身や国民生活への影響に興味がないようだ。私は自民党が撤回を求めている「4k」のうち最もバラマキの性質が強いのは高校無償化だと思っている。しかし、自民党は民主党のシンボルである子ども手当から手をつけた。国民の生活や財政への影響よりも、民主党のメンツをつぶすことが優先されている。そして、妥協に応じる民主党も、もやは政権維持のことしか頭にないようだ。
おととしの政権交代の直後、当時の小沢幹事長は自民党を応援していた業界団体などに政策や補助金をつかって圧力をかけた。政治に権力争いはつきものだが、かつての民主党、そして今の自民党と、世の中のキャスティングボードを握っている大政党の動きがあまりにも醜い。
きょうまでのチラシ770枚。