4月だけで3人の選挙を手伝うことになるとは去年の今頃は思ってもみなかった。私自身政治参加の道が見つからず、神宮球場で斎藤祐樹選手が登板した早稲田対東大の試合をぼーっと眺めていたことを思い出す。
選挙は3者3様だ。手伝うだけで勉強になる。また、選挙の手伝いで毎日へとへとになると、自分を支えてくれた支援者がとても頑張ってくれていたことを体で感じる。
さて、いろんな人の選挙を間近にみて思うことは演説である。どれだけの人が聞いてくれているのかは分からないが、政治家は選挙に関わらず普段から発信能力を磨くべきだろう。私自身、演説をもっと上手に、中身を濃く、そして有権者の心に響くようにしたいと考えている。自分の未熟ぶりをちょっと脇に置いといて考えると、去年から今年にかけてみてきた現職や候補者で、演説が上手だなと思う人はいなかった。みんな、演説に重きを置いていないのかもしれない。たとえば、前にも書いたが軽井沢町長選挙の討論会を聞きにいったとき、3候補がそれぞれ行った15分演説はかなり寂しかった。今朝、みんなの党のホームページで、4月13日に行われた渡辺代表と柿沢衆議院議員の街頭演説の動画をみる時間があった。聴衆の様子が映っていないので雰囲気はわからないが、みんなの党の街頭演説を有権者は今、どのように感じているのだろうかと気になった。以前にも書いたが、演説は政治家にとって生命線だと思っている。街頭であれ、支援者に対する演説会であれ、また現職にとっての議会質疑もそうだが、有権者を「そうだ」と思わせるような政治家になりたい。
選挙カーを走らせるばかりで街頭演説をしない候補者も多いことが残念だが、統一地方選後半戦の投票(24日)は、ポスターやイメージだけではなく、できれば候補者の演説を確かめてから投票していただきたい。