行動なくして
実現なし
007.被災地をみて

何から書いたらよいのか~被災地をみて4~

岩手県大槌町でのボランティア活動に続き

宮城県内の被災地を回って

19日未明に自宅アパートに戻ってきた。

 

5月7日から2度の訪問で訪れたところは

岩手県大槌町、宮古市、山田町、釜石市、

陸前高田市、大船渡市。

宮城県の気仙沼市、石巻市、塩釜市、多賀城市、

仙台市、山元町。

 

どの市町村も言葉が出ないような、

見ているだけで途方に暮れるような

大きな被害が広がっていた。

途中でひいた風邪が長引いているせいもあるかもしれないが

何から書いたらよいか気持ちの整理がつかない。

 

仙台市の沿岸部では今も自衛隊のヘリが低空飛行をして

行方不明者の捜索を続けている。

気仙沼市でも、瓦礫を丁寧に見ながら

不明者を探す警察官がたくさんいた。

石巻市では旧青果市場の大きな建物が

亡くなられた方の安置所になっている。

また、身元が分からない遺体が

もともと公園だった広場に埋葬されている。

仙台市にはいまも250人が避難している体育館がある。

陸前高田市と山元町は

瓦礫の撤去がほとんど始まっていないように見えた。

 

復旧復興という言葉に程遠い被災地がたくさんある。

1人でも多くの人に関心を持ち続けてもらえるように

この目で見てきたこと、頭で考えたことを整理して伝えたい。