2月の終わりに、元飯山市長と話す機会があった。
地方・田舎のあり方について自分の想いを話していたら、
元市長は次のように言った。
「飯山もそうだが、日本の田舎は道が整っていると外国人に絶賛される。
国の財政が厳しい今その評価は分かれるが
これは自民党政権時代の成果だ。
しかし、地方は人がどんどんいなくなり、街の機能が低下している。
これまで、いざというときに田舎が人を受け入れる受け皿になってきたが
田舎を守ることは、いざというときのために必要ではないか」
私は戦時中の疎開や、戦後の開拓団と呼ばれる人たちの
話をしているのだと思い、その時はフムフムと聞いていた。
その10日後に大震災が起こった。長野県も被災者の受け入れを始めている。
これから夏に向けて、電力の問題などを考えると
首都圏から長野に一時的に身を寄せる人も増えるかもしれない。
大先輩の言葉は、何かの予言だったのかと思わせるほど深い。