きのう、上田市の「JAうえだ 本所 ハニーウェル」で開かれた
『平成22年度 上小農業青年クラブプロジェクト活動・意見発表会』に参加した。
私の友人が講演するというから観に行った。
私の友人・児玉光史君(旧武石村出身)は
東京で「倅(セガレ)」というサークルを主宰している。
「セガレ」は、東京にいる全国各地の農家の息子・娘が、
実家の農産物を東京で売って親孝行と地元孝行をし、さらに
東京で暮らす自分たちと地元との関わりを見つめるという
肉親と地元への愛情が交錯した温かい集まりだ。
セガレは最初、3人から始まった。今は100人になるという。
セガレの存在が広く知られ、児玉君が講演に呼ばれた。
児玉君の素晴らしいところは自分を信じていることだ。
講演でも彼の話し方は普段と変わらない。
私は彼の性格を知っているので
児玉君のユーモアを交えた講演、
そして時折ユーモアがうけずに照れ笑いをする
児玉君が普段通りに映った。
彼は緊張することはあっても自分を変えることはない。
セガレは営利団体ではない。
児玉君は、講演を聞いてもらう人に興味をもってもらうため
セガレの農産物の販売価格などを話していたが
参加された方は
児玉君の話をどう受け止めたのだろうか。
児玉君は今まで
実家の農産物をセガレで売ることで農業に貢献してきた。
彼は今後、実家にとどまらず上田小県の農産物を広めること、
つまり実家のためだけではなく地域のために働こうとしている。
講演で産業革命の蒸気機関を例えに持ち出したときは驚いたが
児玉君が言いたかったのは、
「賛同者、応援してくれる人があって初めて変革が起こる」。
世の中が良くなるということだ。
なんでもそうだが、新しいことを始めたときは誰もが少数派だ。
少数派の本気を信じる応援団が増えて初めて
変革が、夢が実現するのである。
私も、自分を信じて今年一年行動してきた。
きのうの児玉君の講演をきいて
もっともっと頑張らないといけないと思った。
児玉君とは東大野球部の同期である。
お互い野球は卒業したが
今後の人生も彼と切磋琢磨していきたい。