街頭に立っていると、普段考えていても言葉になるところまでいかないような思いが、言葉としてフッと出ることがある。ここ2、3日、街頭で言葉になった思いがある。
「3年間の反省をいかさないといけない」
早い話が、「選挙の時に言っていたことと、後になってやることが違った」ということを反省し、政党、政治家が本来の姿、つまり、有言実行に立ち返らないといけない。
大事なことは、この反省は民主党だけがしていては意味が無いということだ。政権に返り咲いた自民党、そして私のみんなの党など野党も、全ての政党が、この3年間の反省をいかさなければ、政治は前に進まない。「天下りを根絶する」と、どの政党も言っているのになぜ天下りはなくならないのか。「インターネット選挙が必要だ」とみんなが言ってきたのにどうしてここまで遅れてきたのか。
政治家になってからといって、また、政権を取ったからといって、「様々な議論がある」「そう簡単な問題じゃないんだ」というのはもう通用しない。
民主党政権の失敗によって政治不信は本当に強まったが、一方で、「できもしない約束ならはじめからしなくていい」と、堅実な政治を求める声も確かなものとなりつつある。
だからこそ、言ったことを形にできるよう、どんなに困難があろうとも、道のりは遠かろうと、一歩一歩、歩くことをやめたり、歩く道の方向を変えたりしてはいけない。
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