自分たちに都合の悪いことをしたい人はいないが、
嫌なことはさっさとやるべきである。
今朝の信濃毎日新聞3ページに
「国家公務員の給与削減法案 今国会の審議見送り」という
記事が出ていた。
国家公務員の人件費について、
民主党は2割カットをマニフェストに掲げて
政権交代を実現した。
マニフェストは反故にされていたが、
震災対応の財源ねん出のため務員にも身を削ってもらおうと
ようやく提出された法案だった。
また、数日前に来年度の骨組みとなる
各省庁の概算要求を作るにあたって
政府が前年比10パーセント削減を
各省庁に指示したことも報道されたが
これも人件費などの義務的経費が除外された。
一体このままでどうやって
財政再建にとりくむのだろうか。
自分たちに都合の悪いことをいつまでも放置している。
国会議員は震災後、給与の3割をカットしているようだが
これも、
みんなの党は恒久的に、
そして公明党も1年間の実施を提案したのに
民主党と自民党の議論で半年間に限定された。
このままでは
国会議員の給与が元通りになる日もそろそろだ。
チラシ大作戦で地域を回っていると
「政治がしっかりして!」という声に
官僚や政治家の歳費削減を
強く望む声が多いことに改めて気づかされる。
最近この話題は
メディアの世論調査の質問にも入っていないようで
さっぱり報道されないが、
増税の前に、または増税をするなら
政治に関わるものが身を削ることが、
「政治がしっかりする」に込められていると感じる。
民主党の代表選挙に出ようという人たちは
この問題をどう考えているのだろうか。
今の人たちにできないというのなら
できる人たちが表舞台に立つしかない。
この問題は誰かがやらない限りおさまることはないし
この問題を片づけることができる人たちが
今後の政治を担うべきだ。
「自らを律する」は
これからも政治の大きなテーマだ。
きょうまでのチラシ2220枚。