臼田高校野球部に草間さんという監督がいる。
長野県の野球関係者ならご存知の方が多いと思う。
金沢桜丘高校(石川県)と上田高校を甲子園に導いた名将だ。
今は臼田高校野球部の指揮をとっている。
きょう、草間監督とじっくり話す機会があった。
甲子園のことしか頭になかった時期もあったが、
生徒の気持ちを大切にして
勝負師の顔を伏せてきた時期が長かったという話が印象に残った。
試合に出られない選手の想いを少しでもかなえたいという情が
勝負に徹することを妨げたといっていた。
しかし、その指導方法がポリシーだと言っていた。
2月には教え子170人が集まったという。
また、草間監督の教え子が監督をしている高校が集まる「草間杯」もある。
甲子園から遠ざかったが
「こういう生き方が幸せっていうのかな」とおっしゃっていた。
そんな名将も臼田高校の指導は苦戦続きだという。
臼田高校は部員が9人しかいないので
練習試合も満足にできないという。
臼田高校はきょう、秋季大会で野沢北に負けた。
試合をみたが硬式野球に慣れていない。
経験が浅いように見えた。
高校球児はひと冬で劇的に伸びる。
そのためには地道な練習の継続しかない。
監督業を地道に続けてこられた草間さんの生きざまを
生徒が間近で感じてくれれば
来春は楽しみなチームになると期待している。
臼高野球部・草間監督。まさに「継続は力なり」。