4月1日から県議会議員選挙が始まる。みんなの党の公認候補は、原田貴司さんと江口光雄さんが、ともに定数10の長野市の選挙区から挑戦する。
1月28日に原田さんが立候補を表明してから2ヶ月間手伝いをしてきた。原田さんはアメリカの大学を卒業し、現地で公認会計士の資格を取ってから長野市で生活してきた。特定の組織を持っているわけではない。2ヶ月間、1日も欠かさず街頭演説をして有権者に政策を訴えてきた。私は早朝、長野駅前などの街頭演説を手伝ってきた。氷点下5度を下回る日も多かった。雪の日も雨の日もあった。チラシを配りながら、原田さんが、寒さで思うように口が動かない場面を何度もみてきた。本戦を前に、やれることはすべてやった。この県議会議員選挙、長野市の候補者の中でもっとも頑張ったのは原田さんだろうと思うし、それは多くの有権者に伝わったと思う。残り10日間、全力で戦って県政への切符を手にしてほしい。「頑張っている人を回りは必ずみている」とよくいうが、組織や特定の地域など目に見える応援団がいなくても、彼の頑張りをみた多くの有権者が彼の応援団になってくれると信じている。
2月28日には江口さんが立候補を表明した。江口さんは、有名な「サンタの創庫」の社長だ。ビジネスで急成長をしている人は、なにかと批判されることも多い。しかし、私は江口さんと会ってから、行動の速さ、そして私のような若い人間の意見でも、「良いと思ったことはなんでもする」姿勢に引き込まれた。国政県政に関わらず、若い人間が政治を志すことを期待する声は多い。私もそうした声に支えられている。それは、何期も連続で議員を務めて歳を重ねてきた現職の仕事ぶりに対する不信の表れであり、年功序列や権威ばかりを振りかざして何もしない政治家に対する不満だ。しかし、江口さんに関しては、まさに「年齢は関係ない」という言葉が当てはまる。それだけの行動力と柔軟な考えを持っている。こうした江口さんの人柄にひかれて、長野県経済を支る多くの企業経営者が応援している。江口さんが県政の舞台に立てば、景気のいい話がない長野県経済を必ず盛り上げてくれると思う。
2ヶ月間、2人を手伝ってきて感じたことがある。当初は2人とも「みんなの党の候補者」として注目されていた。しかし、告示を目前に控えた今、2人はそれぞれのキャラクターで有権者に浸透している。長野市から2人擁立したことは、「党の支持層が割れるのではないか」という不安の声もあったし、私もそう感じたこともある。しかし、原田さんと江口さんはこれまでの準備期間で、それぞれの人間性、持ち味を、これでもかというぐらい訴えてきた。今は、タイプの異なる多才な候補者を擁立できてよかったと思っている。4月10日の夜は何としても2人の笑顔をみたい。私も残り10日全力で2人を手伝いたい。皆様にも今後の2人の戦いぶりに注目してほしい。