行動なくして
実現なし
002.政策

鈍い国会 理解し難い

今朝の朝日新聞朝刊一面と三面に、

「国会、汚染水審議先送り。九月中旬以降。五輪招致影響も懸念」という記事が出ていた。 記事には、一面、 「九月七日の国際オリンピック委員会総会前に(汚染水の)審議が紛糾すれば五輪招致に影響しかねないとの判断も働いた」とか、 「安倍政権はIOC総会前に、予備費投入を含めた具体策を発表し、五輪招致への影響を最小限に抑えたい考えだ」 また、

「先送りは政権の方針を国会が追認した形だが、汚染水事故よりも五輪招致を優先したとの批判を招く可能性がある」とも書かれている。

三面の見出しは「汚染水 鈍い国会。チェック機能果たさず」 記事には、

「審議を通じて事故の深刻さや政府の対応の遅れがさらに強調されて世界に伝わり、東京招致に悪影響を及ぼしかねない。こんな懸念が政権内に広がった」 誰がどう言ったという直接的な表現はないが、オリンピック招致前に審議を避けたいと具体的に発言した人物がいるからこそ、こうした記事が出てきたのだろうし、発言者が分かっているなら、朝日新聞に、今後の記事で明らかにしていただきたい。

記事には、福島の人の怒りのコメントも多数出ている。 「怒りを取り越してあきれけえっちまう」 「状況がもっと悪化すれば海外の印象も悪くなり五輪招致にも逆効果になる」 「汚染水問題は五輪招致よりはるかに国際的な問題なのに、政治家はそんなことも理解できないのか」

みんなの党は、審議を所管する委員会の理事がいない。

理由は、数が少ないから。 このため審議先送りの決定に関わることができなかったが、

渡辺よしみ代表は会見で 「(汚染水事故の国際原子力事象評価尺度の暫定評価)レベル3は国際的にも極めて重い。自民党がなぜ及び腰になるのか非常に疑問だ。理解し難い」と批判したという。私もそう思う。

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