行動なくして
実現なし
001.想い

民主党代表選〜現実的路線を選択した〜

民主党の新代表に選ばれた野田氏は見事な戦いをした。

 

馬淵氏とともにいち早く出馬へ意欲を示した。

 

しかし、前原氏の出馬で本命から外れたとも言われた。

 

それでも野田氏は自分を押し通した。

 

出馬を撤回しなかった。

 

増税の問題からも逃げなかった。

 

野党を大切にする姿勢も一貫していた。

 

「現実的に政治を動かすにはどうしたらよいか」

 

決選投票は、久しぶりに民主党の良識が働いた気がする。

 

民主党は現実的路線を選択した。

 

それを引き出したのは野田氏の姿勢だったと思う。

 

支持を得るために魂をなくしてしまった海江田氏や、

 

本命と持ち上げられて理想論を展開した前原氏とは

 

実に対照的だった。

 

菅総理が誕生したときは何の期待感もなかったが、

 

期待を抱かせる野田氏の戦いぶりだった。

 

 

しかしながら課題は山積している。

 

党役員人事をどう采配するか。

 

党内の理屈を優先するのか。

 

それとも政治を動かす人事をするのか。

 

厳しい状況は変わらない。

 

マニフェストを反古にした国民への背信行為が消える訳でもない。

 

いま総理になる人は菅総理以上に大変だと思う。

 

代表選で見せた一貫性を今後も見せられるか注目したい。

 

 

野田氏の勝利で自民党や公明党は

 

正直戦いにくくなったと感じているはずだ。

 

連立を進めれば存在感はかすむし

 

野田氏の繰り出す現実的な提案を

 

拒否してばかりでは国民の信用を失う。

 

海江田氏を押して敗れた小沢鳩山両氏も然りである。

 

自分たちの力を誇示することばかり考えていては

 

国民の信頼をさらに失う。

 

小沢鳩山連合は先の代表選に続く連敗となった。

 

2人も崖っぷちだろう。

 

 

我々みんなの党は

 

菅総理だろうと野田総理だろうと

 

是々非々で望む姿勢は変わらない。

 

野田氏には停滞していた政治を動かしてもらって

 

国のために解散が必要なときがきたら

 

党利党略に惑わされることなく

 

毅然としてその道を選んで欲しい。