去年の終わりから家庭教師をして中学生と小学生を教えている。
本業ではないし大学時代もちょっとしか経験がない。
それでもやっているのは、
「必要とされるなら」、「お役に立てるなら」。そんな気持ちからだ。
2人にはたまたまではあるが数学と算数を教えている。
私は算数や数学が好きだった。
算数や数学ができることがカッコいいとずっと思っていた。
学校の先生や数学のできる友達が、自分が四苦八苦している問題を
「へぇ~!」と思わずつぶやくような方法で解くのが
たまらなくカッコよく見えた。
しかし、カッコよくなろうという動機が不純だったせいか、
学年を重ねるにつれて数学は苦手科目になった(苦笑)
学校の勉強や受験勉強で1番時間をかけたのが算数と数学だった。
その甲斐もなく、大学受験は2浪の末、英語と社会で乗り切った(笑)
数学のせいで、「好きこそものの上手なれ」ということわざを当時は信じなかった。
私の中で数学は、練習をしてもしても補欠だった野球と似ている。
とはいえ、「名選手名コーチにあらず」という言葉もある。
野球は苦労した分、後輩に教えるのは楽だった。
今、数学と算数を教えるのもそんな心境だ。
中学生も小学生も目を輝かせて私を見てくれる。
2人に「へぇ~!」と思ってもらいたいと楽しみながら教えている。
野球は実力がなくて本業として続けていくことはできなかった。
数学は、大学に入ってからも続けていれば、ウサギとカメではないが
もうちょっとマシになったかもしれないとふと思う。
好きなことにとことん挑戦する。数学、野球ときたが、今は政治である。
政治にはカメの気持ちでとことん挑戦して、
今度こそ「好きこそものの上手なれ」を実践したい。