きょうは、もうきのうですが、群馬県の八ッ場ダムをみてきました。
佐久市臼田からは思ったより近いです。
軽井沢から群馬に入るルートで片道1時間ちょっとで着きました。
八ッ場ダムは、およそ半世紀の時間をかけて建設の方向へ進んでいましたが
去年、民主党が政権交代の「コンクリートから人へ」の象徴として建設にストップをかけたダムです。
ダムの必要性を説明するためにある広報センターの「やんば館」にあった完成予想図と現場を見くらべて、
ものすごい大きなダムを建設する計画であることに驚きました。
ダム自体の建設はストップしているようでしたが、
周辺道路や鉄道の新たな整備は工事がすすめられている様子が見えました。
既存の街並みや豊かな自然と、新しい道路や作りかけの線路などが並存する風景は
方向性が見えない現状をそのまま映し出しているように感じました。
建設の議論に時間がかかりすぎた。そしていま、大転換する実行力もままならない。
誰が責任をもって将来像を決めるのか。
これ以上放置したまま時間だけが過ぎていくことが許されるのでしょうか。