こんにちは。尖閣諸島での中国漁船と海保巡視船の衝突映像が
インターネットの動画サイトに投稿され大騒ぎになっています。
先に国会で公開されたものを視聴した議員には、
投稿された映像が「本物だ」と断言する人もいて
本物の可能性が極めて高いようです。
今回の映像投稿、そして先日の小沢一郎氏のニコニコ動画出演。
社会に大きな反響を及ぼすできごとが、
相次いでインターネットから発信されています。
テレビの記者だった私としては複雑な心境ですが、
インターネットが新聞・テレビメディアを先行して
世の中を動かすことが当たり前になっています。
小沢一郎氏がニコニコ動画を選ぶのは、本人いわく
「たくさんの人が見てくれる。言いたいことが言えるし、反論もできる」。
尖閣問題の映像を投稿した人の意図は分かりませんが、
メディアを利用することを考えなかったことだけは事実です。
インターネットについて、
環境面はもちろんですが、考え方の面からも
本当の普及について改めて考えさせられます。
菅総理と小沢氏の民主党代表選の時に
「テレビ・新聞の世論調査では菅総理が、
インターネットの調査では小沢さんが支持を得ている」という報道をみましたが、
新聞・テレビメディアとインターネットを差別することは
もやは適当ではないと思います。
パソコンや携帯がすべての人に広まる環境を考えたり、
インターネット上に飛び交う感情的なコメントを嫌う人もいるなど
様々な問題はありますが、
両者を分け隔てなくみて、そして考える力が求められています。