行動なくして
実現なし
002.政策

政府案に対する修正提案

私が、今国会、肝いりで取り組み、Facebookで何度も取り上げてきた、法務委員会の「取り調べ可視化Only3%にもかかわらず、司法取引導入&通信傍受捜査大幅拡大」政府案に対し、きょう私(維新)と民主党の共同で、与党に修正協議を正式に申し入れた。

修正のポイントは
①取り調べ可視化は、録音録画の記録が、裁判上、最もよい証拠であると裁判所が言っているのだから、供述に争いがありそうな事件は検察警察ができるだけ録音録画に励むこと(努力義務の追加)
②司法取引は、有効性もあるが政府案の制度設計はあまりにも生煮えなので、今回は導入を見送る。
③通信傍受捜査については、振り込め詐欺を新たな対象とすることは賛成するが、立会人などの運用はいままで通り。まず法律文に書かれた運用を遵守すること。

大きなポイントは上記3点で、ほかにも「人質司法」と批判される長期勾留について改善を求めるなどしているが、民主党と話し合って1つの考えにまとめた。共産党には、いまのところ全面的な賛同は得られていないが、「修正の趣旨は理解し協力したい」との約束をいただいた。これまで3党で勉強会を重ねるなど、問題意識を共有し、コミュニケーションをとってきた成果だ。

ここまでの委員会審議からすれば、与党にも一定程度理解が得られる、修正協議がまとまる可能性はあると信じている。政府案が非常に多岐にわたるので、我々の修正ポイントも多いが、我々は、話し合って、与党の説明に筋が通っていれば与党の考えを尊重する用意もあるし、真摯な協議を続けて、国民のためになる中身を得たいと強く願う。

ここまで、村木厚子さん、藤井浩人美濃加茂市長と藤井市長の弁護人・郷原信郎弁護士、ジャーナリストの江川紹子さん、そして堀江貴文さんなど、多くの人の力を借りてきた。

あとは協議と結論、我々が政治家として決断、政治判断でよりよい成案を得るのみだ。