午前中の頭がさえているうちにもう一つ書きます。
選挙を終えて、自分でも不思議なぐらい前向きなので、身近な人から
「一度落ち込んだ方がすっきりするのではないか」、「気分転換をしたらどうか」と心配していただいています。
何人かの方から「落選はこれまでの人生で一番の挫折ですか?」と聞かれました。
今の心境としては、今回の落選は挫折のうちに入らないというのが率直な感想です。
応援してくれた方に結果で応えられず申し訳ないという気持ちはつきませんが、私自身は私の選んだ道なのでくよくよしている暇はありません。
これまでも、大学受験で2浪したとか、挫折らしきものはたくさんありましたが、性格が楽天的なせいか、あまり深刻なものはなかったと思っています。
最大の挫折を暴露しましょう(笑)
私、大学野球部の時に、神宮球場でわがチームが完全試合をされたことがあります。最後のバッターが、なんと代打の私でした。
投手は立教大学の上重投手で、いまはどこかのテレビ局でアナウンサーをしているはずです。上重さんは井出の井の字も覚えていないでしょう。
当時(平成12年秋)、東京6大学野球で60数年ぶり?2度目の完全試合達成だと話題になりました。
この試合、上重投手のスライダーの切れが抜群でした。私は試合をずっとベンチで観ながら「なんであんなワンバウンドするスライダーをみんな振るのかな」と思っていたのですが、
実際打席に立ったら、私もあえなく三振。
翌日の大学の授業で私は死んだような顔をしていたはずです。
最終的には、当時のコーチに
「お前一人で完全試合をされたわけじゃないんだから、落ち込んでいる暇があったらレギュラーになって試合に出ることを考えろ」というようなことを言われて立ち直った気がします。
しかし、人生で一瞬だけやり直す時間が与えられたら、あの打席にもう一度立って完全試合を阻止したかったという気持ちが今も時折頭をよぎります(苦笑)