ボクシングで5年間、10度にわたって世界タイトルを防衛した
長谷川穂積さんが、敗戦後、しばらくしてテレビにでていました。
勝って当たり前のように見られている人にとって敗戦は大変だろうなと思っていたのですが、
すごく前向きなインタビューでした。
「せっかく負けたのだから、負けを認める」
「次に勝つため、さらに強くなるために負けたと思っている」
素晴らしい。思わず頷いてしまいました。
大きな敗戦をした後に「せっかく負けたのだから」と言えることが
強靭な精神の持ち主だと思います。
私はこのブログで「選挙を考える」の連載を続けていますが、
これは、
・選挙を経験した率直な疑問を明らかにする
・有権者の方に選挙を身近に感じてもらいたい
という目的があって書いています。
しかしもうひとつ、
自分自身にとって「負けを認める」という大きな目的があります。
選挙の後、
「今回は立候補が急で時間がなかったからね。次は大丈夫だよ」という
温かい励ましの言葉をたくさんいただいています。
お気持ちは大変ありがたいのですが、本当にそうなのか。
自分になにが足りなかったのか。
負けととことん向き合って強くなりたいと思います。