授業は17時40分から20時40分までの4コマ。そのあと30分だけ、部活があるという。
食堂には、美術部の作品も。
定時制の生徒は、夕方、5時から5時半の間、授業前に、食堂で弁当が食べられるようになっているが、いま、弁当を注文している生徒は、一割程度。年間38000円の負担が重いという家庭が多いという。
学校経費は、月額2000円の負担金が最低限だが、全日制の生徒と比べると、家庭の経済事情の芳しくない生徒が多いという。
毎年卒業式は校舎の食堂で。
10数人の生徒が一人ずつ、先生や保護者に感謝の言葉を述べる機会があり、涙なしには語れない式だと、校長がしみじみと話してくれた。
生徒も親も先生も、様々な事情を共有しながら前向きに頑張ってくれば、卒業式の感慨がひとしおなのは想像に難くない。一度行ってみたい。
卒業式を迎えることなく退学してしまったり、卒業しても就職が決まらなかったり、多難な生徒も少なくない。
私のまわりには、尊敬する大先輩や同年代で、南高定時制卒業生が何人かいる。先日の発表会の生徒もみな頑張っていた。
人それぞれ、かかる時間やペース、環境はちがっても、「定時制に行ってよかった」と思える時が来るし、そうなるための環境作りをするのが、行政や政治の役目。
(2016.09.24 FBより転載)