初登院に上田紬を着たことを皆さんに喜んでいただいたのですが、数日前、ありがたく、そしてとても勉強になる手紙を頂いたので紹介します。
「初登院の日の上田紬の着物、大変嬉しく話題になっています。
上田紬は、江戸時代初期には江戸、難波、京都で大流行したものです。
売れない繭を湯に入れて、5、6本を1本の糸にして、横糸にして織ったものです。
それ故、丈夫で、絹の光沢があり、軽くて、
『表地一枚に裏地三回』という言葉が残っています。
表地が丈夫なので、裏地を三回も変えるほどだったという意味です。
幕府も絹禁止の中、出殻繭で作ったこの紬は許可していました。
たくさんの商人たちがこの紬を求めて上田に来て、
養蚕農家から買って背負って山を越えて帰っていきました。
上田紬こそ、『蚕都上田』の原点です。
初登院の折、着てくださって、私は皆にこの話をしています。
有り難うございます。御礼まで」
蚕都・上田を今後もPRしていきます!
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