みんなの党と維新の合流話は結局なくなった。
これでよかったと思う。政策で妥協をしない、みんなの党らしさが出た。
維新は、太陽と合流したあたりから、政策第一主義にややかげりが見えている。
維新とみんなの党がまとまらないことで、自民党と民主党を利することになるのではないかと思ったこともあるが、なぜか自民党も民主党も、他党の批判ばかりをしている。お互い政権を担っていたときに、「批判のための批判はやめましょう」と言っていたことを忘れてしまったかのようだ。
ここへきて、未来という新しい党ができた。維新と合流できなかった多くの政党が合流したことは気がかりだが、脱原発の一点については、純粋に取り組む事ができれば、政治を動かす力になるかもしれない。
しかし、こうなるとどこの政党も、ますます決め手を欠く状況がさらに強くなった。政党では選びようがない。有権者はおそらく投票日ギリギリまで、投票先がきまらないかもしれない。こうなると、選挙区では、立候補者1人1人のメッセージと活動がますます問われることになる。個人のメッセージと活動とは、きのうきょうしっかりしていても信用されるものではない。普段からのすべてが、見られている。