「決めなければいけない時に決めきる政治」とは、
行財政改革や選挙制度、1票の格差など、
「政治家や官僚にとって都合が悪いけど必要な改革」を
断行して初めて言える言葉だ。
増税だけを決めるいまの政治は、
政治家や官僚にとって
都合のいいことだけをやっているにすぎず、
政治家としての真の決断では、断じてない。
増税をするなら、最低限その使い途を
具体的に明示しなければいけないし、ムダの削減も必須だ。
そうしたことが明示されていれば理解されたはずだ。
そうしたことが見えないこの法案こそ、
これまでの政治のツケを先送りしたと言わざるを得ない。
政治改革とは国民のためにやるべきことであり、
政治家や官僚にとって都合のいい政治は、
政治改革とは言わない!
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野田総理の会見発言(NHKラジオニュースより引用)
「国民のみなさまにご負担をお願いするということは
政治家としてはなるべく
『自分の任期中は避けたい、逃げたい、先送りしたい』
そういう切ないテーマです。
今求められているのは、決めなければいけない時に、
先送りをせずに決めきる政治だと思います。
決断しなければならない時に決断する政治をおこなうことこそ、
最大の政治改革だと思います」