先週、街宣車で遊説をしていたときのこと。
1日の活動を終えた帰り道、遊説カーの横についた車から
クラクションを何度も鳴らされ、止まるよう求められた。
国道のど真ん中で、その止め方は極めて危険で、
車の男性が「話がある」と窓から叫ぶので
「いったいなんなんだ??」と思いつつ車を脇に寄せた。
党本部からきている運転手や車になにかあってはいけないと、
覚悟を決めて男性のところにいってみたが。
男性は、何人かの政治家の名前をあげて、
「政治家のおかげでとんでもない目に遭わされた。
政治家と名のつく人間はすべて殺してやりたい」と繰り返す。
男性が名前をあげた政治家は総理大臣経験者や県知事経験者なので、
直接何かをされたということは考えにくかったが、
ただ「殺してやりたい」と繰り返す。
繰り返されてもなにもわからないので、
私からもとりとめのない質問をして会話を続けていると
男性は、
「あんたはきっと政治の舞台にたつだろう。
たまたま車をみつけたのでどうしても言っておきたかった。
話をきいてくれてありがとよ」といって去っていった。
ひどい目にあい、ひどいことしか言われなかったが、
かすかな期待を込めて話してくれたと思うと、
「頑張らないといけない」と、気持ちが引き締まった。