行動なくして
実現なし
001.想い

シンプルに

日々、みんなの党のホームページをチェックしているが、きょう江田憲司幹事長が定例記者会見で次のように言っていた。

「船頭多くして船山に登る。会議は踊る、されど何も決まらず。そういった批判が多い。なによりこういった震災対応、危機管理対応では、少数、シンプルな指揮命令系統であたるというのが基本だ。この点、菅政権は逆の方向にいっている」

菅政権が閣僚を増員する法案を提出しようとしたり、会議が乱立していることにたいしての発言だ。

提出が目前に迫っている内閣不信任決議案の後のことを考えると、可決されても否決されても前途多難な気がする。

菅総理の力に、はこの2ヵ月半でみんながNOの結論を出している。不信任案が否決されても菅政権の運営はますます難しくなるだろう。菅総理が生まれ変わって実行力を発揮するとも思えない。

そして可決された場合は、自民党、公明党、そして民主党の造反組と、3つの大きな力が生まれることになる。まさに「船頭多く」ではないかと危惧している。

 

3月11日の震災発生前から、「政治は足の引っ張り合いをして何も決められない」「だれがやっても同じ」というたくさんの声を有権者から直接聞いてきた。報道でも何度も放送されてきた。こうした声は、震災の発生によってさらに真剣味を増している。

しかし、こうした声を上げる人はその後に、「しっかりやってくれる人、党であればどこでもいい」と続ける人が多い。「政治にしっかりして欲しい」という激励も多くの人から聞いてきた。報道されないが、有権者の願いもまたシンプルだ。

前にも書いたがやるべきことははっきりしている。原発事故の収束と被災地復興を迅速にすすめることができるシンプルな体制がうまれることを期待したい。ともかく明日からの動きに注目したい。