行動なくして
実現なし
003.活動

酒の神様

こんにちは。きのうは醸造の神様「松尾神社」を

佐久に勧請して75年を祝う催しがありました。

松尾神社は京都にある醸造の始祖とされ、

漫画「夏子の酒」で、夏子がよく

「松尾様」と言っていたセリフをご存じの方もいるかと思います。

佐久では昭和10年に、清酒の振興と発展のために

京都から「松尾様」を勧請したそうです。

最初は臼田の稲荷山に祭られその後、佐久酒造協会のある

岩村田に移されたとのことでした。

当時の記録をみた人は

「街をあげて歓迎し、臨時列車も走ったようだ」と話していました。

 

佐久酒造教会では25年前、松尾様勧請50年祭をしたときに

当時の酒をタイムカプセルに入れたということで、

きのうはその「四半世紀ものの古酒」がふるまわれました。

最初は100年祭の時まで50年間寝かせようという声もあったようですが

タイムカプセルを作ったメンバーが健在であるうちに開けることになったということです。

香りが強く、美味しいというかなんといいますか、どれもとても個性的な味でした。

きのうは酒造協会の理事長が

「良い民族には良い酒がある」とおっしゃったのがとても印象に残りました。 

消費者の嗜好と酒類の多様化によって

日本酒はもう何十年も消費の落ち込みが続いています。

日本の酒、「国酒」といったら日本酒が思い浮かぶと思いますが

今の日本酒は国酒と呼ぶには厳しい状況が続いています。

かつての焼酎や、少し前のウイスキーハイボールなど

低迷を続けていた酒が見直されることが何度かありました。

日本酒も再び国内で、そして国外で愛されて

ドイツのビールのように「国酒」として頑張ってほしいです。

佐久の「松尾様」、どうか力をお貸しくださいm(_ _)m

 

あすはりんごの収穫の手伝いに行ってきます。