行動なくして
実現なし
003.活動

小諸市長選 公開討論会② 少子化対策、子育て支援

3月29日に開催された小諸市長選・公開討論会。候補者の決意表明を前回書いたが、

事前に主催者から与えられていた少子化、子育て支援について3氏の話を掲載します。

立候補を表明しているのは

・現職の芹沢勤氏(71)

・建築資材販売会社社長の柳田剛彦氏(72)

・住宅建設会社社長の大森豊也(あつなり)氏(35)の3氏。

選挙は4月8日告示・4月15日投開票です。

 

大森豊也(あつなり)氏

「少子化対策、高齢者に対する対応、これは両輪だと考えています。県内で5番目に高い保育料を下げる。あるいは、中学校3年生までの医療費無料化。これは、ほかの、まわり市町村でも当たり前のようにしていることですので、当然のことだと思っている。また、生みやすい環境。産科、小児科医へのサポート。これも当たり前のように必要だと考えている。そんな中で、小諸を子育ての場に選んでもらう。私も、いま住宅という仕事をする中でお客さんと話をしていますと、やはり若いお母さんたち、安心して遊べる公園が少ないという話をしています。私も子育てをする中で、隣町の公園に遊びにいってしまうという状況があります。いま、南城公園の木製遊具が危ないということで取り払われているが、ここを、プレイパークとして復活させたい。自然体験の中で遊べる。子どもたちが自由な発想で遊べる。木登りや、土を耕して種を植えて栽培したり、場合によっては、火をおこしてお菓子を焼いたり、パンを焼いたり。そういう自由な発想で何をしてもいい公園を作って行く。そうすることで子どもたちの心も体も鍛えられ、また、情操教育の高まりにもなる。そういう魅力のある公園を作りながら、やはり「子育てをするなら小諸にきたい」という状況をつくって行きたい。また、教育日本一、何か目標を持ちたい。教育というのは学力、コミュニケーション力、英語力、そして郷土愛。これを育てられる教育をしっかり取り組んでいきたい」

 

 

柳田剛彦氏

「私は子どもは日本の、そして小諸市の宝だと思っています。将来、小諸市を背負って行く大切な人たちです。それだけに小諸市の将来を考える上で、非常に重要な事だと受け止めています。少子化の大きな原因の一つとして、不安定雇用や、失業などによる貧困化により、結婚したくてもできない人が増えている。さらには、多額な子育て費用や教育費の負担という、経済的な理由も大きいと思っています。市財政の厳しい中ですので、何もかもという訳にはいきませんが、大型事業のムダをしっかりチェックしていく財源を作り、できるだけの支援をしたいと思います。1つは子どもを安心して生み育てられる環境を整えます。共働き家庭のため、小学校帰りの児童館の整備に取り組みます。2つ目は保育料の軽減を図ってまいります。保育園に兄弟が同時に在園している場合、保育料が半分になります。今後この枠を広げ、同時在園でなくても、保育料を半分に軽減します。予算は1000万円の範囲と考えています。第2は子どもの医療費無料化を中学卒業まで引き上げてまいります。必要経費は700万円と考えています。最後に奨学金制度の充実です。高校や大学で得た教養や知識、技術を小諸市のために活かしてほしいと思います。そこで、奨学金を高校で、月1万5000円を2万円に。大学で3万円を4万円に増やし、対象人員を2倍以上に増やしていきたいと思います」

 

 

芹沢勤氏

「2人のお話を聞いていると、どうも漠然とした政策の話だけで、具体的に何をやるのかが見えていない。私は、マニフェストの中で具体的に考えていきたい。未来の小諸の主役である子育て支援として、まず、子どもを安心して産み育てられるような産科の充実。4月から、産婦人科の先生にきていただく。あるいは小児科の先生にきていただく。こういうことが決まって、さらにこれを充実させていく。また、これまで、私の2期8年で、6点7%保育料を引き下げてまいりました。さらにこれを10%引き下げる。3000万円かかりますがやっていける。そのほか医療費無料化ということで、柳田さんもお話していたが、これは中学3年生まで、900万円ほどかかるが実行していきたいと思います。さらに、安全な教育環境ということで、今後、子どもがさらに少なくなるということも含めて年次計画を立てたあと、小学校の改築を順次進める。さらに安心して子育てができるということで、小諸厚生病院の新しいところで、幼児保育をすすめて子育てをしやすい形。あるいは市役所のパートタイム労働枠に50人の子育て枠を引き続き設けていく。また、さきほどお話あったように南城公園も大型の遊具がなくなりましたが、1500万円をかけて新しい大型遊具をつくります。これも青写真ができている。これらを進める事によって、子育てにやさしい、小諸が安心して子どもを産んで育てられる町づくりが実現できると思っています」