行動なくして
実現なし
001.想い

後輩の後輩

昨夜、思ってもみなかった出会いがあった。

その人はNHKの記者で、私の「後輩の後輩」だという。

「後輩の後輩」と言っても、

NHKを退職してもうすぐ2年になるので初対面だ。

彼がなぜ長野に来たのかは触れないが、

彼の激務の合間を縫って会うことができた。

私ははじめ、私の元同僚や後輩に命令されて

彼が挨拶にきたのだろうと思っていた。

 

しかし彼は

「仕事をしていると

井出さんの名前をいろんな人から聞くので

一度お会いしたかった」と言ってくれた。

 

お世辞でも嬉しかった。

 

私が仙台で記者生活を始めた時に

取材先がそろって名前をあげる大先輩の記者がいた。

大先輩の名前を聞かされるたびに、

「転勤して何年か経って

顔も知らないような後輩が仙台に来たときに、

取材先が

自分の名前を挙げてくれるような記者になりたい」と

思ったものだ。

その目標が、ちょっとだけかなった気がした。

 

退職した後に入社した若手記者が

訪ねてくれるというありがたい出会いに恵まれて、

私の記者生活、そしてNHKを辞めたことが

間違いではなかったなと改めて思った。

 

「後輩の後輩」はきょうも

早朝から大変な仕事が待っているようだが

今後の活躍を心より祈りたい。

 

頑張れ!