行動なくして
実現なし
003.活動

まちづくり住民ワークショップ

こんばんは。

地元・佐久市臼田では「佐久総合病院」が将来、

救急や高度医療の機能を市役所近くへ移すことに伴う

住民ワークショップが先月から始まっています。

臼田に残る病院機能を見据えたまちづくりについて話し合うためです。

ワークショップというのは、簡単にいえば

その場でグループ討論を行って意見を集約する話し合いです。

昨夜は2回目が開催されました。

今はまだ、ワークショップでどのような課題を詰めていくのかを模索する

話し合いの初期段階です。

しかし、80人近い住民が参加していて関心の高さと大変な可能性を感じています。

昨夜参加して感じたことは住民の不安が多いということ。

・受けられる医療サービスが低下してしまうのではないか。

・病院の縮小に伴い交流人口が減少、まちの衰退につながるのではないか。

・病院の建て替えに伴う周辺の整備。駐車場や、空洞化している医師住宅の問題。

医療サービスに対する不安を中心に、具体的な意見がたくさん出ました。

スケジュールを見ると臼田に残る「地域医療センター」は、

基本構想が今年度中、

基本設計が来年度半ば、

そして実施設計が24年度後半から始まるようです。

市役所近くに移る「基幹医療センター」は実施設計がかなり進んでいるようです。

住民ワークショップ、そして

とりまとめとなるまちづくり運営委員会はこうした中で始まったわけです。

きょう考えたことはワークショップに何ができるかということ。

ゴールや目的の見えない話し合いだと関心は薄れてしまうでしょう。

ワークショップができることを見定めないといけません。

課題を決める話し合いは、次回やその次の話し合いになりそうですが

早くも重要な局面に差しかかります。

私はワークショップができることは、

臼田に残る地域医療センターの基本構想、

基本設計に意見を反映させることかなと感じました。

ただ、それはすでに進行している基幹医療センターの計画もあるので、

地域医療センターの基本構想や基本設計のすべてに

意見を反映させることは難しいのかなとも思っています。

住民の意見だからこそ可能になることは何なのか。

昨夜の話し合いには市や病院の方もいて、計画について説明もありました。

ただ、市も病院も、まだ計画としても決まっていないことを無責任に説明することもできません。

できることとできないことをはっきりさせて

目標の見えるワークショップにしていきたいと思います。

私は、住民と自治体がともに協議する場を

これまで何度も他の自治体で見てきました。

しかしそれは取材だったので当事者ではありませんでした。

今回初めて住民として参加して、当事者になれたことに意を強くしています。