行動なくして
実現なし
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広島にいって

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 広島市の土砂災害現場を見にいってきた。山の斜面の住宅地で、沢の近くが大きな被害にあったという。現場を遠くから見ると、被害が大きかったところとそうでないところとで地形的な違いは見られない。帰りの山陽新幹線の車窓から、倉敷市などでも同じような地形に広がっている住宅地が見られる。「なぜあの場所だけ」という思いが残る。

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今朝の読売新聞に、広島県が国に対して、土砂災害防止法に基づく「特別警戒区域」の指定基準を見直すよう要請することにしたという記事があった。現行の国の基準を遥かに超える広い地域で甚大な被害が出たからだという。特別警戒地域に指定されると、その地域に住宅を建てる時は補強が義務づけられ、逆に移転する際には補助金がでるという。国のこうした仕組みは住民の安全を確保する上で大切だと思う。しかし、過去の災害の経験や普段の雨天時の状況など、地域地域にしかわからない事情というものがあり、そうした地域の勘ともいうべき叡智が、災害を軽減、未然に防いでいくために重要だと思う。全国的な基準に加え、地域の叡智を反映した細やかな対策基準作り、地域主導の対策が日本全体の防災力、減災力の向上につながると思う。

きょうも被災現場では復旧作業が続けられ、ボランティアの姿もみかけた。市役所の説明によると義援金は17億円集まっているという。

避難所になっている学校の体育館にも行ってみた。日中だったのでほとんど人はいなかったが、体育館のステージ前に積まれた、即席の食料品をはじめ、不便な生活を感じさせるものが多かった。

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 まだ一人の方が見つかっていないとのことだが、一日も早く見つかることと、亡くなられた方のご冥福をお祈りしたい。被災された方の生活と、地域が早く平穏を取り戻すことを願ってやまない。

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